タミフルは、オセルタミビルリン酸塩を主成分とするノイラミニダーゼ阻害薬であり、感染細胞の表面にあるスパイクタンパクのノイラミニダーゼに作用する事により、増殖したウイルスを感染した細胞内に封じ込めてウイルスの拡散を抑制する抗インフルエンザ薬です。その為、タミフルの使用方法としては、ウイルスの増殖がピークとなる発症後48時間以内に服用する必要があり、ウイルスに直接作用する薬理効果が無い為、インフルエンザの諸症状に対しては解熱剤や鎮静剤などの医薬品による対処療法が必要とされています。又、タミフルの予防薬としての使用方法は、1日1回の服用を7日~10日継続します。
インフルエンザの特徴的な症状の一つとしてあげられる38℃を超える高熱に対しては、解熱剤が処方されるケースも多くありますが、解熱剤が免疫力の活動を阻害する事や解熱剤の成分に問題があるとして解熱剤は使わない医療機関もあります。特にアスピリンやアセチルアミドと呼ばれるアセチルサリチル酸は、強力な解熱作用があり、インフルエンザの高熱時に服用すると脳炎や脳症を引き起こすリスクが高いとされています。アスピリン以外にもジクロフェナクナトリウムやメフェナム酸も解熱効果が強力な鎮静剤成分として、抗インフルエンザ薬との併用は禁忌とされています。
インフルエンザの高熱時の解熱剤の使用方法としては、体温38.5℃が解熱剤の服用基準とされ、アスピリンなどの解熱作用の強い医薬品を使用せず、脳炎や脳症も引き起こし難く解熱効果が穏やかにあらわれるアセトアミノフェンの使用が推奨されています。
又、インフルエンザの高熱時には、以前に医療機関で処方された解熱剤や家庭に常備されている解熱剤を安易に服用せず、出来るだけ早く医療機関で診察を受け、新たに解熱剤を処方して貰うべきです。