タミフルはインフルエンザウイルスの増殖を抑える作用があるノイラミニダーゼ阻害薬で、症状が発症してから48時間以内に使用することで症状の軽減と回復を早める効果があります。基本的には治療目的に使用するものですが、家族でインフルエンザに感染している人がいた場合は、予防を目的として処方されることもあります。ただし、予防目的では通常は健康保険が適応されず、料金は全額自己負担となってしまいます。まず絶対条件として、家族の中にインフルエンザを発症している人がいることで、次にインフルエンザ発症時に重症化するリスクの高い人となっています。

例えば65歳以上の高齢者や、糖尿病や肝機能障害のある人、慢性呼吸器や慢性心疾患などの基礎疾患のある人が対象となります。最終的には医師が必要と判断した場合に限るものですが、自由診療では以外と甘い判断が下されることもあるので、前述の条件がなくても予防として処方されることもあるようです。どちらにしても予防としては健康保険が使用できないので、タミフルの料金は全て実費となります。タミフルを予防として使用する場合は、1日1回で1錠またはオセルタミビルとして75mgを摂取することになるので、10日間の予防効果となります。

タミフルを飲んでいる間のみ予防に効果があるので、長期的な予防には向いていないのが実状です。どうしてもインフルエンザの流行する季節で予防をしたい場合は、予防接種を受けるようにしましょう。予防接種なら抗体が5ヶ月は持続するので、家族全員で受ければ間違いないですし、料金も比較的に安く済みます。予防でタミフルを処方する医療機関はどこでも行っているわけではないので、どうしても予防目的で必要という人は、まず近くの病院に電話で問い合わせてから行くと良いでしょう。